Y.Y.様

有効なアセスメントツールの一つとしてエゴグラムがあり、概要は知っていたものの活用には至らず「自身が実感できていない事を、目の前の人にどうして提案できようか?」と思い、受講に至りました。 エゴグラムに関しての文献は沢山ありますが、それらを凝縮し解りやすく解説された資料が配布されたため、苦手意識などは感じずスムーズに学習できました。 また、太幡先生はご自身の経験や事例等を盛り込みつつ解説してくださった為、机上の知識だけでなく現実的な実践方法が頭に入って来て、「自分もこのように活用してみよう。」と、今後の行動に糸口が見えるエピソードをいくつも伺うことが出来て参考になりました。 講習の中では適宜、受講生の気付きや意見交換を交わす機会も設けられ、落ち着いた雰囲気の中で時間が過ぎました。 先生は穏やかで柔らかい中にも心遣いが感じられ、受講生を尊重しつつ発表の場を設ける姿勢が印象に残り、安心して発表できました。 ペアワークの時間も十分に確保された講習でしたが、受講生のバランスを考えた上でペアの組み合わせを提案なさった先生の配慮も、効果的な学習に繋がったと感じています。 「アセスメントを頭に入れれば、アセスメントを通じてCLと会話する事ができる。」この発見はとても大きかったです。この言葉の意図を見つめ、CLの事を「解った。」と驕るのではなく、エゴグラムを通じCLのこれまでの歩みに「近づいて行く」言語化が出来るような研鑽を続けたいと思います。 開始早々から頭の中が熱くなり、気付くことがいっぱいの講習をありがとうございました。 最後に、私は幼いころから「自立せざるを得ない環境」で育ちました。 エゴグラムには親・子供という名称が紐づきます。 これらの経緯で、講習が始まる前から「どんな自分が浮き彫りになるのだろう。」と、不安を感じている気持ちがありました。 しかし講座開始早々、先生から「アセスメントの結果を自身に固定する事は避け、結果は変化して行く「動的」なものです。」と、事前説明があったことで気持ちが楽になりました。 「今ここ」を確認するがそれは永遠に固定されるものでは無く、自身の変化によってアセスメントの結果が変わって行くかも知れない希望と、「変わるのは当たり前だから、変わっていいんですよ。」と先生が仰った言葉は私自身に響き、今後関わるCLにも繋げて行きたい言葉となりました。 実り多い時間を本当にありがとうございました。